メディア産業へ方針転換

出版業界は印刷自体の商行為とそれに付帯する業種の総称である。印刷は、「版を媒介にして、文字や図などを紙等にインキで定着させ、複製物を高速大量に製造する行為と定義されている。印刷産業は、「製造行」とされてきたが、近年では、印刷物そのものが情報発信ツールになっていることから、現実的な産業形態としても「メディア産業」に位置づけられるようになった。このことでコンテンツ・ビジネスの一翼を担うようになってきた。さらにデジタル化により、「ワンストップ・パッケージサービス」として受注が主力となった。これは、企画から印刷・加工、納品、広告物であれば成果報告までトータルで受注する方法である。このことで出版業界全体が「情報ソフト産業」として、また「ソリューションビジネス」として機能している。出版産業は、近年では、企画と創造力、卓越した技術力が問われるサービス産業としての側面が期待されるようになった。